文目剣術部【弐】


ペアだった暁は肝試し大会前の夕飯の時間に間違ってお酒を飲んで酔っ払ってしまい連れてこれる状況でなかったため不参加になってしまった

「早く帰って寝てぇなぁ…」

詠は欠伸した

しばらく歩いて行った場所で詠は足を止めた

詠の視線の先には去年華宮と見た川があった

『だから大丈夫です…詠さんと香賀さんもいつか絶対昔のように戻れますから…剣道を続けて行く限り…竹刀を握り続けて行く限り…兄と笛吹先輩のようにまた笑い合えるようになるから』

「握り続けて行く限り…」