雨がふらない空






「今全学年から爆発てきな人気をほこる、蒼空せんぱいは優秀で結構なぼんぼんらしいよー、」


いつもユウちゃんはどこで情報を得ているのだろう。



と、同時にチャイムが鳴る。

「ユウちゃん、ごめん、この授業サボる、眠たい。」

「はーい」


保健室にいくと、先生はいなくて、誰かがいた。


カーテンを開けて、こちらを除きこんだ茶色の黒のツートーンにしてる髪で目は普通の女の子よりでかいぐらい、キレイな二重瞼、筋の通った小さな鼻、


カッコイイ人だなー
初めてみたのだけど、どこかで見たような…



「あっ、君は、この前の、、」


やっぱりどっかで会ってたのか、でも思い出せない。


首をかしげて、苦笑いしていると、

くすりと笑い、自分の頭をくしゃくしゃっとかいて、



「この前、交差点で助けてくれてありがとう」



と、言った。