───── ───────… あの時って何、蓮司。 聞きたいのに、前の席で小宮君と喋ってる蓮司は何だか遠くて 聞けない。 あんなこといわなきゃ良かった。 あたし、バカだなぁ…。 溜め息をつきながら机に手を入れてドキリとした。 ケータイがない。