適当に笑顔を返せば、 「ハーフ?もしかして日本語分かんないんじゃね?」 なーんて、言いながら去っていった。 確かにハーフだけど、日本語は分かる。 でもま、分からないフリをしていたほうが楽みたいだ。 あたしはまた、歩き出して 小さなカフェに入った。