繁華街からかなり離れた暗い路地裏。 外の世界を見たのは初めて。 暗い夜道をひたすらに走って あたしは人工的な明るい光に包まれた繁華街にむかう。 初めて見た、本物の木、空、生き物。 もっとゆっくり見たいけど、 今は逃げなければいけないの。 春の風が心地いいけれど、今は走っているため汗だく。 だいぶ疲れてきた。