「わかった。もう……迷惑かけないから。じゃあね、実音ちゃん。」
儚く笑って杉崎君は教室を出て行った。
これで……解決したはず。
なのに……何でだろ。
胸が苦しい。
この感情は……何?
「…お……実音!!」
「ふぇは!?」
雪菜の声にハッとする。
変な声出たし……
「何そんな声出してるのよ…てか、何でそんないきなり杉崎君に対して冷たくなったの?」
「……別に、うっとおしくなっただけだよ。」
と笑ってみるが、雪菜は険しい表情。
「…実音、私に何か隠してるよね?」
「そんな訳…ないじゃん。」
勘の鋭い雪菜がそんなので誤魔化されるはずもなくて。
「本当のこと……話して。」
「……だから何もな「そんなので誤魔化される訳ないでしょ!!」
雪菜が声を荒げた。
「………………っ」
私は声が出なかった。
どうしたら……いいの?



