「あ!」 杉崎君が拾ったもの、それは―――― 「これ・・・実音ちゃんが持ってたの?」 杉崎君がこの間忘れて帰った写真だった。 おそらく、制服のポケットから転けた衝撃で落ちたのだろう。 すっかり忘れてた・・・ 「こ、この間杉崎君が家に来た時に忘れて帰ってたの!」 私は慌てて言う。 おい、私! その女の子の正体聞くんじゃなかったのか?! 自分に問いかけるけど、いざとなると聞きづらい。