教室に閉じ込められたわたしは、とりあえずお母さんに連絡することにした。



『今日は友達の家に泊まります。』

よし、メール送信っと。


…ていうか、普通は入学式の日に友達んちに泊まるなんて有り得ないんだけどね。




「あの…薫さん?」


「な、なんでしゅか?」


「す」を「しゅ」って言ってしまった。最悪…。




「ぶはっ。しゅ、しゅって…」


達也くんにはかなりツボだったらしい。かなり笑っている。