約30分後、図書館に到着した。 図書館には、見慣れた後ろ姿があった。 茶髪の、本屋の店員だ。 「薫さん。来てくれたってことは、手紙…読んでくれたんですよね?」 そう言いながら店員さんはこっちに振り返った。 茶髪に…かけてないはずのメガネ。 聞き覚えのある、私が大好きなきれいな声。 「達也くん…」