私たちが別れたのは、もうすぐ1年生が終わる頃だった。

別れを切り出したのは私からだ。

限界がきていた。

このままだとみっともない姿を連に見せてしまいそうで怖かった。

日が経つに連れて、積もっていく『嫉妬』が怖くなり、手を離してしまった。

自分から連の暖かい優しい手を…。