【完】君と流れ星を。


* * * * *


金曜日は朝から雨だった。

まるで私の気持ちを反映するように、暗く重たい空が広がっている。


今日は先生と約束した日。

私はあの時、先生になんて言って欲しかったんだろ。

『藍原だけ特別なんだよ』

そう言ってくれたらなんて……。

私がこんなにわがままで、自分勝手で、子供で、欲張りだったなんて知らなかった。


知らない感情が体の中で増殖していく。



休み時間、携帯が光って伊集院先輩からのメールの着信を告げた。


『今日は雨だから部活お休みです。また来週の月曜にね』


そりゃそうだよね。

星は見えそうもないもん。