【完】君と流れ星を。

体が熱くなるのを感じた。

恥ずかしさと怒りがごちゃまぜになって、言いようのない気持ちが唇を噛ませて下を向かせる。


なんてわがままなんだろう。

私を特別扱いして欲しいなんて。



その時、大きな手が私の頭をなでて、慌てて顔を上げる。


先生はまた笑っていた。

でもバカにした笑い方じゃなくて、優しく微笑みかけるその表情に私は釘付けになる。


「部員が欲しかったのは認めるよ。でもな、誰でもよかったわけじゃない。藍原ならきっと興味を持って、一生懸命やってくれるだろうって思ったから」


先生の手はまだ私の頭の上に置かれたままだ。


「私は――」言いかけた私の声を、先生の声が遮る。