【完】君と流れ星を。


「……どうかしたのか?」


ほら、先生に気付かれた。

なんて言えばいい?
私の勘違いをなんて先生に言えばいい?


「言えないことか?」


気付けば先生が目の前に立っていた。

すぐ近くから声がして、私は逃げ出したいのに逃げられなくなる。


立ち尽くす私の顔を見つめる先生の顔は、いつもの悪戯っぽく笑う表情じゃなくて、心配してくれる優しい顔だった。


「……人数合わせだったんですか?」


「ん?」


「私を天文部に誘ったのは人数が足りなくて廃部になるから?」


先生が笑うのが見えた。


「だったらどうする?」