「いや、『え?』とか言われると決意が鈍るからやめろって」 だって、突然言うから!と思ったけど、恥ずかしいから黙ったままうなずいた。 「紗奈は高校卒業するべきだから」 お母さんは卒業できなかったから、私がちゃんと卒業できるために。 「梨紗の代わりに卒業してやって欲しいし、俺のせいで卒業できなかったらおばさんに怒られる。絶対」 そう言って先生は苦笑いを浮かべた。 そっか、先生はおばあちゃんのことも知ってるんだよね。 なんか不思議な気持ちがする。