「坂口先生?」 「……はいはい。ちょっと今手が離せないんですが、もうすぐ帰りますよ」 声の主はどうやら警備員さんみたい。 ていうか、先生。 手が離せないのは私の口を塞いでるからでしょ。 「遅くまでご苦労様です。先生も大変ですね」 「まあこれが終われば冬休みですし、頑張りますよ」 冷静な受け答えをしながら、先生はいじわるな表情で私を見てる。 んっ!! 先生の冷たい手が足に触れて、私は身を震わせた。 その手が少しずつ上に移動する。