「大体、ずっとそんな顔されてたらさ、こっちまで気が滅入るって」
「す、すみません」
ハンバーグを食べながら、澤田くんはまだ不機嫌そうに話を続けている。
食べているから視線はそらされているけれど。
「何が不安なの?付き合ってんだろ?」
「付き合ってるのかなぁ……」
付き合うって、恋人同士って、何なんだろう。
先生と私の関係って、全然変わってないけど。
そんなことを考えていると、ふいに澤田くんの視線が私をしっかりととらえた。
「そんなに不安なら、抱いてもらえば?」
「なっ」
な、な、何言って……。
私は目の前で何でもない様子でハンバーグを食べ続ける彼をただ呆然と見つめる。

