【完】君と流れ星を。

クラスメイトの会話に適当に相槌を打ってるけど、頭の中では不安がぐるぐる渦巻いていく。



もしかして……ううん、そんなことない。絶対ない。絶対……。


「紗奈、大丈夫?」


千尋が小声で話しかけてくれた。


「……うん」


「こんなのただのウワサだよ」


「そうだよね……」


でも、さっきのやりとりと、自分の子供っぽい行動から不安を拭いきれない。


先生が誕生日を秘密にする理由って、裕子先生と過ごすためじゃないよね?



子供な私が嫌いになったわけじゃないよね?


「はい、お前ら早く席に着けよ」


そう言う声を聞いて思い出す。

そうだった。次は化学の授業だった……。