「ちょっと待ってな。今準備するから」 先生はそう言ったのに、壁にもたれてタバコに火をつけた。 「だから、準備しない奴が偉そうにすんなって」 澤田くんは文句を言いながらも、段ボール箱から筒のようなものを取り出した。 「望遠鏡!」 私はやっとその正体に気付いて近くに駆け寄った。