【完】君と流れ星を。

気付けば窓の外は夜が覆って、騒がしかった生徒の声も教室の明かりも消えていた。


「待たせたな!ほら行くぞ!」


しばらくして実験室に最初に現れたのは手ぶらの先生で、その後で大島先輩と澤田くんが何だか重たそうなダンボール箱を抱えている。

私はとっさに、手伝わないとと思って慌てて席を立って駆け寄る。

だけど、それを先生に手で制止されて、また私はきょとんとしてしまった。


「女の子に荷物を持たせるはずないだろ?」


先生はなぜか偉そう。


「荷物持ってない奴が偉そうに言うなよ」


澤田くんの言葉に私と伊集院先輩は揃って笑い声をもらした。


「ほら行くぞ。海斗、鍵」


そう言って先生が伊集院先輩に鍵を投げて、受け取った先輩は「行こう」と私を外に出るように急かした。