【完】君と流れ星を。


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新しいタバコに火をつけようと、ライターに手をかけた瞬間、視界の下から上に向かって流星が走った。


まるで花火みたいだった。




あいつに見せてやりたいな。

絶対、すごいリアクションするんだから。



あいつ……



……あっ、なんだ。


俺、ちゃんと紗奈が好きだ。



それは突然のひらめきみたいに。

だけど鮮明な事実。




俺が思い浮かべた『あいつ』は、紗奈だった。