【完】君と流れ星を。


『この流星群は、たまにめちゃくちゃでかいヤツが流れるんだ』


梨紗には見えないだろうが、俺はからかうような笑みを浮かべてこう付け足した。


『願い事言えるくらい長いやつな』


『願い事!3回言えばいいんだよね?よーし、頑張ろうっと』


思った通りの反応に、俺は気付かれないようにくすりと笑う。




──その時結構でかい流れ星が空を横切った。


『あ!あ!あー!あ……消えちゃった……』


『ははっ、梨紗の願い事は"あ"だな』


『いっくんうるさい!』


なんだ。
こんなに自然に話せるじゃん。

まるで高1に逆戻りしたみたいだ。


でも、油断したら、俺の気持ちも……高1に戻ってしまいそうだった。