【完】君と流れ星を。

あんなに心配したのに俺らの会話は意外に弾んだ。


それはラジオのおかげだけど。

梨紗と俺がハマってたアーティストの特集だったからだ。


そんな訳で1時間あまりのドライブはカラオケ級の盛り上がりになった。

番組の後半、このラジオのパーソナリティーにお礼状でも書こうかと、ちょっとだけ考えたくらいだ。





車を止めて、ラジオを切ると急に沈黙が訪れる。

でもそれは嫌な沈黙なんかじゃなくて、とても親密な沈黙だった。


『……すごい……ね』


『だろ?ここ、俺の秘密基地』