【完】君と流れ星を。

そう言われると、もう断る理由がなかった。



梨紗と二人きりになるのは高1以来のこと。

上手く話せるか、なんて、らしくないことを考えながら『今から迎えに行くよ』と言って電話を切った。



家の鍵を閉める瞬間も、車のエンジンをかける瞬間も、走り出してからも、本当に行っていいんだろうかと何度も考えた。


俺は梨紗への未練を上手く断ち切れているのか、自分自身、自信が持てていないからだ。


もしかしたら俺はまだ梨紗のことが好きだった頃の俺のままかもしれない。
だったとしたら……。