【完】君と流れ星を。

走り出したのはいいけど、結局行く場所なんてなくて、俺はある教室の窓際の机に座った。

さぼる時に何度かこの教室に来たことがある。


使われてないせいで、俺が少しでも動くと埃が舞い上がる。



そんな居心地の悪い場所で、何もせず、何も考えず、ただ埃の行方を目で追った。

教室には時計の秒針だけが妙に大きな音をたてていた。


『やっぱここかよ。お前さ、行く場所のバリエーション少ないよな』


倉地先生のでかい声で、俺はやっと現実に引き戻される。