【完】君と流れ星を。


『冬の空って透き通ってる青色なんだね』


梨紗は俺の方なんか見ずに、まるで空に話してるみたいだった。

俺は逆に彼女の顔ばかり見つめた。


『夏は鮮やかで、ポスターカラーみたいな青色してるのにね。どっちも綺麗だけど』


『俺は寒いの苦手だから夏の方が好きだけどな』


梨紗は、『いっくんは寒がりだもんね』と言って、小さく笑う。


『でも私、いっくんに出会わなかったら、こんなに空の色がたくさんあること知らなかったよ』


急に梨紗が振り返るからそっぽを向く暇もなくて、視線は正面衝突した。