【完】君と流れ星を。

そうしてたどり着いたのは屋上だった。


『梨紗、寒いって』


『だって他の場所だと先生に見つかるし』


まあ、確かに。

学校の中で隠れられる場所なんて限られてる。



梨紗は躊躇することなく、給水塔の梯子を登り始めた。


今日は風が強い。



……梨紗が登りきるまで、上は向かないでおこう。


梨紗のためでも、幸にいのためでもない。

俺のために。



学校で1番高い場所で俺らは空を見上げる。


そこには、澄んだ青空が広がっていた。