【完】君と流れ星を。

一気に緊張して固まる私を無視して、先生は赤い光で星を指す。


「これがはくちょう座のデネブ、これがこと座のベガ、んで、これがわし座のアルタイル」


先生……これじゃ説明が頭に入ってきません……。



その後もしばらくスパルタな講義が続き、日が暮れるころには何とか代表的な星座の位置を覚えることができた。


「じゃあ、今日はここまでにしよう」


そう言って先生は少しだけ遮光カーテンを開けた。

夕方の赤い光が低い位置から差し込む。


「急に電気つけると目が痛いからなぁ」


先生はそう言って伸びをしながら、ソファに座った。



そして、小さく手招きする。