「紗奈、お前、反則……」 「え?!」 「……かわいすぎる」 先生は静かに顔を寄せて、私のほっぺたにキスをした。 もうこれ以上近くにいたら心臓が壊れるかも。 そう思うくらいにドキドキしてるんだけど、もっと近くにいたい。 でも先生の表情はいつもと違って、なぜだろう、少し、怖い。 しばらくして、先生は私を立たせる。 「今日はこれから用事あるから来週来い」 「………はい!」 「俺、スパルタだからな」 そう言って笑う先生の顔はいつもの表情で、どこか安心する自分がいた。