【完】君と流れ星を。

ゴク。

喉がなった。


そんな音すらも教室中に響き渡るような気がする。


入ってきた誰かは、まっすぐに私の机に向かう。

背を向けている人影の顔はわからない。



私はゆっくりと、静かに、近づく。


ガタン!

もう一歩ところで私は椅子に少しつまずいてしまう。


走り出す影。

追う。


教室を飛び出す直前で、私の手が人影の手を掴む。


「……北大路先輩」