【完】君と流れ星を。

大粒の雫がひとつ、ひざの上でぎゅっと握った手の甲に落ちた。

その後、ふたつ、みっつと落ちて行く涙を、私はどうすることもできなかった。


悲しいの?悔しいの?

ウワサを否定しきれない自分がいること。

やましい気持ち、なかったわけじゃない。


先生は知ってるんだろうか。

どう思うだろうか。



先輩は何も聞かなかった。

先輩の温かい沈黙が、私の心を満たして、夕暮れの街の風が涙の痕を撫でた。