【完】君と流れ星を。

オープンテラスになったそのお店は、道路に面していても静かで心地よかった。


アイスラテとホットコーヒーが運ばれてくるまで、少しの沈黙。

先輩の様子をうかがってみるけど、怒ってるわけじゃないみたい。


「うわの空だね」


「………すみません。あの……」


「嫌なことでもあった?」


気にしていない……つもりだった。

でも、思ったよりダメージ受けていたみたい。


だから、先生の事ばっか考えてたんじゃないのかな。


ただの現実逃避だ。

閉じ込めてただけなんだって、今、気付いた。


先輩の手が頭をポンポンと優しく叩いて、それが、私の中の何かの糸を切った。