【完】君と流れ星を。


「あ、でも藍原さん、夜遅くなるけど平気?」


伊集院先輩が心配そうに言う。


「土曜も予定ないので平気ですよ」


そう言って私は笑ったのに先輩はまだ心配顔だ。


「いや、そういう事じゃなくて、ご両親心配しない?」


いっき先生がはっとした顔をした。

……もしかしたら、先生は知ってるのかもしれない。

私には両親がいないことを。



両親は、私が5歳のときに事故で死んだ……らしい。

はっきりと覚えてなくて、おばあちゃんから聞いた話だけど。

病院にいったこと、お葬式のこと、断片的にしか思い出せない。


幼いからこそ救われることもあるんだって今は思っている。