【完】君と流れ星を。

相変わらずほこりっぽい部屋。
流し台だって、また散らかってしまっている。

壁際に寄せられた大きな本棚には、難しい専門書がぎっしり詰まっていて、タイトルを見ただけで頭が痛くなりそうだ。


「この辺が星の本だな」


「……っ!」


後ろから体を包み込むような位置に先生がいて、声が耳元で聞こえる。

くすぐったいような感覚に身じろぎした。


「警戒してる?俺のこと」


「そ、そんなこと、ない、です」


「むしろ警戒してくれた方がいいよ」