【完】君と流れ星を。

先生の声に驚いて入口を見る。


「ため息ばっかついてたら湿度が上がるんだよ」


「先生のウソつき」


不思議。

先生の顔を見ただけで不安が消えて行くのがわかる。


先生は私の顔と広げた本を見比べて、大きな手で優しく頭をなでてくれた。


「紗奈はホントいい子だな」


うーん、嬉しいけど……犬みたいなかまわれ方してる気がする。


「この本どうしたんだ?」


「澤田くんが貸してくれたんです」