【完】君と流れ星を。


――


今日はくもり。

空は雨を孕んだ雲に覆われていた。


梅雨へと向かうこの季節は、すべてがひっそりとして、色あせた世界になる。



気のせい……じゃないよね。

廊下を歩くと、所々から視線を感じた。


しかも悪意や好奇心の視線。

それはクラスメイトも同じで、日増しに視線の数が増えている。


運が悪いのかどうなのか、千尋は風邪を引いて学校を休んでしまっていて、私には情報源となるものは何もない。

元々、積極的に話す方でもないし、クラスでは千尋くらいしか親しくないから特に不自由は感じない。



もちろん、不快ではあるけど。