【完】君と流れ星を。

怒ったような顔は少し赤くなっている。


「ううん!そんなことない!ぜひぜひ貸してほしい!」


慌てて取り繕う私の言葉に澤田くんが微笑んだ。


夕日の中の笑顔はまるで絵の中の世界みたいで、初めて見る表情に私の心臓は少しだけ鼓動を速めた。


「じゃあ、8時に談話室まできて」


「うん」