【完】君と流れ星を。

期待しそうになる気持ちを必死にセーブして、私は服を着替え、髪を整えた。


今度は誰もいないのを確かめてから洗面所へ向かう。

まだ時間が早いせいか、先生も澤田くんも部屋に戻ったみたい。


静かな朝に知らない鳥の鳴き声が聞こえた。

私は何となく暖炉の部屋に向かう。


大きな本棚にはびっしりと様々なジャンルの本が置かれていて、下段には写真のアルバムが置かれている。

何も考えずに1冊のアルバムを手にした。


古い写真。今から15年前くらいかぁ。


「……っ!これって!」


開いた瞬間、私は思わず声を漏らした。


「うん、樹くんだよ」