【完】君と流れ星を。

誰かが階段を下りる音がして私を包む力が緩む。

私は恥ずかしくて、先生の方を見ることもなく早足で自分の部屋へ向かった。


階段で澤田くんとすれ違ったけど、真っ赤になった顔を見られたくなくて下を向いたまま小さな声で挨拶して、そのまま部屋のドアを開けた。

澤田くんの心配そうな表情が少しだけ見えたけど、それどころじゃない。


これじゃほんとに心臓がもたないかも……。

私はベッドにダイブして、熱くなった顔や指先、心臓が静まるように願った。


先生は私のことどう思ってるんだろ?

からかってるだけ……だよね。