【完】君と流れ星を。

目の前には先生の首筋がある。

先生は静かに唇を離して、微笑んだ。


あ、いつもの先生の顔。


まだ頭は甘く痺れてうまく働かなかったけど、先生の表情を見て私は安心する。



私たちは何も言わずに空を見上げた。

月は中心から外れてしまって、もうドーナツには見えなかった。


その時、スッーっと空に一筋の光が丸く切り取られた空を横切った。


「「流れた!!」」


先生と同時に言って、顔を見合わせる。


笑いあってから、「戻ろうか」と言う先生の言葉にうなずいた。