【完】君と流れ星を。

いつもより低い先生の声に私は言葉を失った。


「こんな暗い道で男に抱きつくなんて」


「あの」


「俺が悪い奴だったらどうするわけ?」


先生の声が近づく。


「先生は悪い人じゃないもん」


そう答えたものの、先生の中の『男の人』を強く意識してしまった私は、後ずさりしたい気持ちになっていた。


1歩下がろうとした瞬間、先生に腕をつかまれてそのまま抱き寄せられた。


「せん……せ……?」


「これでも悪い奴じゃないって言える?」