【完】君と流れ星を。

うん、深く色々考えるのはやめよう。

とりあえず今は。

今は目の前のことを楽しもう。


いつか考えなきゃいけなくなる時まで。



空の紫は深みを増して、夜へ向かっていった。



暖炉の部屋に戻るとすでに先生が座っている。


「先生、澤田くんは?」


「うーん、なんか調子が悪そうだな。風邪だと思うんだけど」


も、もしかして……私のお弁当のせいだったりして。

私が考えているとオーナーの声がした。


「じゃあ、お嬢さんの左隣の部屋に寝かせてやればいいよ」


「迷惑かけてすみませんね」


先生が頭を下げて、部屋を出て行った。