【完】君と流れ星を。

階段から降りてきたのは澤田くんだった。

紫に染まり始めた外の色のせいではなく、顔色が悪い。


「澤田くん?顔色が悪いよ?」


私は彼に声をかけずにはいられなかった。


「そんなことない」


返ってきた言葉にいつもの元気がない。

「でも――」と言いかけた言葉は態度で拒絶された。

トイレの方向に向かった後姿を見送ってから、先生のところへ戻るかどうかで迷う。


知らない人みたいな先生が怖い。


でも……迷ってる場合じゃないよね。