【完】君と流れ星を。

どれほどの時間がたったのだろう。
実際には数秒だったのかもしれない。


ふと、その針のような視線から解放された。


トントントン……

階段を下りる音が聞こえる。


私はその音を合図のようにして何も言わずに部屋を出た。


さっき私を見つめていたのは本当に先生だったのか、なぜ私を見つめていたのか、見つめていたのは私だったのか……。


知るのが怖くて、今はただ、この場にいたくなかった。


……どうして怖かったのかもわからないまま。