【完】君と流れ星を。

こっちからみると先生の顔が影になって表情が見えない。


「せんせ?」


「そのまま、黙って俺の方を見ててくれないか」


いつもより少し低い声は、先生じゃないみたいで私は動けなくなった。



夕日が眩しかった。

1秒が何分にも感じた。


今、どんな顔で私を見てるの?



視線って見えなくても『感じる』ものだって初めて知った。


痛いほどの視線の先にあるのは先生の影で、聞こえてくる音は何もない。