【完】君と流れ星を。

1階の大きな部屋に連れて行かれて、最初に目についたのは大きな暖炉だった。


大きな木の机の周りに座るように言われて、先生と一緒に腰を下ろす。

海斗先輩と大島先輩は2人で写真のアルバムを見ているみたい。


「なんの写真ですか?」


私がたずねると海斗先輩が顔を上げる。


「去年ここに来たときの写真だよ」


「毎年ここに来るんだ」


先生が口を挟んだ。


「そうなんですね!……って、そう言えば澤田くんは?」


「『俺はいらない』んだって」


海斗先輩が少し困ったように言う。


「部屋でゲームだか、メールでもしてんだろ」


先生は何でもない様子でそう言った。