展望台から30分ほど山道を進んだ先にログハウス風のロッジが見えた。
車を3台停めれば身動きがとれなくなりそうな駐車場に、おじさんが立っていて手を振っている。
「相馬さん!こんにちは」
先生は窓から身を乗り出して声をかけた。
「樹くん運転お疲れ様」
喫茶店のマスターより少し年上だろうか。
50代くらいのおじさんがここのオーナーのようだ。
私達はそれぞれの荷物を持って、オーナーに挨拶をしてから建物の中へ向かった。
「君たちは階段を上がってすぐ右の部屋だよ」
オーナーは海斗先輩に鍵を渡して、部屋に荷物を置いてくるように言った。
「君は階段を上がってすぐ左の部屋だ」
私も鍵を受け取る。

