【完】君と流れ星を。

中にはすでに何人か人がいるらしくて、ドアの横のすりガラスに人影が映る。

き、緊張する……。


そこに先生の声が聞こえた。


「お前らに新しい部員を紹介する」


ぶ、部員?!
私、入部するなんて言ってないのに!!


私は勢いよくドアを開けて中に入った。


「まだ入部するなんて言ってませんっ!!」


先生はそんな私などお構いなしに続けた。


「藍原紗奈くんだ。みんな待望の女子部員だぞ!」


先生、私の下の名前覚えてくれてたんだ……ってちがーう!


「先生、私、まだ――」


慌てる私を片手で制す先生。


「はい、こっちから自己紹介しなさい」


この時になって私は初めて他の部員の顔を見た。