【完】君と流れ星を。

ドアが開いて出てきたのは、北大路先輩だった。


「あ、藍原さん!こんにちは」


にこりと微笑む姿に私はぎこちなく「こんにちは」と小さく返すことしかできなかった。


先生だって、私みたいな子供っぽい子じゃなくて、先輩みたいに大人っぽくて美人の方が好きに決まってる。


って、私……


「紗奈?」


中から先生の声が聞こえて、私は慌てて中に入った。


先生は私を見ると笑って手を振ってくれた。

そしてタバコに火をつけて、ふぅっと白い息を吐く。


「プリントここに置いておきますね」


そう短く言って、部屋を出ようとする私を先生が引き留めた。