いなくなった佐友紀が座っていた場所にストンと腰を下ろした華純ちゃん。 う…香水がキツい。 丹念に巻いてある長い髪はキャラメル色に染まっていて、あたしと違ってメイクも上手い。 なのに、なんでギャルに見えないんだろう…。 こんな子が中学生にいたんだ…。 「先輩…さっき修羅場ってましたよね?華純見ちゃったんですよー。魁先輩と付き合ってるくせに二股ですか?」 あぁ…中庭でのこと、見られてたんだ。 せっかく思い出さないようにしてたのに、一気に切なさが胸を覆う。