Clumsiness+2+



「は…お前誰だし。彼氏?」



あたしの肩を抱いてた男が祐くんを睨みながら言う。


こっちから祐くんの顔は見えない。



「お前に関係無いだろ。さっさとどっかいけよ」




祐くんの声は
あのときよりもずっと低くて

普段の彼からは考えられないような冷たさで…。



「ちっ…つまんねー!!行くぞっ」



そんな祐くんの雰囲気にびびったのか、3人組は案外あっさり逃げてくれた。