「は…お前誰だし。彼氏?」 あたしの肩を抱いてた男が祐くんを睨みながら言う。 こっちから祐くんの顔は見えない。 「お前に関係無いだろ。さっさとどっかいけよ」 祐くんの声は あのときよりもずっと低くて 普段の彼からは考えられないような冷たさで…。 「ちっ…つまんねー!!行くぞっ」 そんな祐くんの雰囲気にびびったのか、3人組は案外あっさり逃げてくれた。